“福祉”って「福」も「祉」もしあわせという意味の漢字だそうです。
ちょっと気になったので、漢字の成り立ちについて調べてみました。
大学のオンデマンド講義の中でチラッと耳にして気になった感じです。
辞書だけでなく、いくつかのネット記事も見て、僕がしっくりきたのは、
祉い=さいわい と読むそうです。難読!
ネ(しめす偏)は神様に関する漢字の部首に使われることが多い。祈るとか、祀るとか社とか。
なので「祉」は、“神様がとどまる”ということでさいわい
ちなみに“さいわい”って「幸い」と書きますが間違いではありませんありません。意味はだいたい同じです。
ただ、個人の幸せは“幸い”を使って
社会全体の、みんなのみたいなもっと大きな幸せには「祉い」を使うようです。
なるほど。だから「福祉」ってどちらも幸せを表す漢字なんですねー!
福祉はお年寄りや障害者だけのものじゃない
福祉って聞いてどんなイメージが湧きますか?
高齢者や障害者 「弱者をサポートするもの」…
確かに分かりやすいですよねー
高齢者や障害者は、弱いものだからではなく、その人たちにとって「より幸せに、より良い生き方」をするために必要だからサポートするためのサービスや業者があるだけで、ホントは福祉ってみんなの身近にあって、その制度もみんなの権利です。
例えば福祉の歴史を見ても、
救貧政策(恤救規則→後の生活保護制度)
↓
社会保障制度(労働者の保護)
↓
児童福祉
↓
障害福祉
↓
高齢福祉
という流れで改革・改善されてきたようです。
どうでしょう? 僕は生まれつきの障害者ではなく、中途の身体障害者です。(手帳取得時は36か37歳)
福祉のことは考えたこともなかったので、高齢者や障害者への福祉より労働者への福祉の方が早くに制度化されていることにビックリしました!(むしろ障害者へは、優生保護法なんて超間違った方針もあったほどです。)
ビックリしたとともに、やっぱり福祉は高齢者や障害者を優遇するだけのものじゃないって僕の捉え方は、正しかったんだなって思いました。