自分を俯瞰して見てみようと、去年の4月から大学生しています。科目等履修生というシステムを利用しているので、一応今年度で終了の予定です。
どうせ学ぶなら、福祉についても学ぼう、福祉の視点から学ぼうと思って福祉大学を選びました。
“福祉”
さて、“福”と“祉”の漢字ですが、
どちらの漢字も「幸せ」を意味しています。
どちらの漢字も部首は“ネ(シメスヘン 示とも書きます)”ネ→示=神様に捧げるものを置く机、与えられたものを祀る祭壇を意味します。
“福”は幸福とかよく使いますよね。
“祉”は神様からいただいたものが留まるという事で幸せな状態を意味するそうです。
福祉を英語で表記すると
Welfare = ウェルフェア
良い状態にあること、良くなるための条件。
Well-being = ウェルビーイング
満たされた状態。ニーズを満たす。
などと表されます。
社会福祉とか社会貢献と聞くとなんか堅く感じたり、自分ごとと考えにくかったり、
「やりたい」とか「やろう」ではなく、「やらなきゃいけないこと」みたいでなんだかとっつきにくく感じてしまいますが、
要は、
《みんなが幸せに暮らすためのちょっとした行動》だと思います❣️
福祉はそういう思い(理念)でもあり、制度でもあり、少しでも不自由なく暮らすというニーズを満たすための行動でもあると思います。
また、児童福祉という言葉があるように、福祉制度はお年寄りや障害者だけのものではないです。
制度、公的サービスでいえば、生活保護もあると思います。もっと身近なことで言えば、各市区町村の健康診断も福祉事業のひとつですよね。(保健・医療・雇用・教育・住宅・まちづくり・更生保護など、各政策、制度も福祉政策、制度と言えそうです。)
子どもや高齢者、ハンデを持つ方、生活困窮者など、それぞれがより良い生活を送れるようにいろんな支援を行っているので、そうでない人たちは無関係な気になってしまいますが、みんな何かしら関わっています。
障害者としても、みんなが不自由なく幸せに暮らせる、ちょっとした行動をしていきたいです❣️
あと、勘違いしてはいけないのが、
福祉制度は、【 権利 】です。
必要な人が、ちゃんと使いましょう。
とはいえ、実は僕、障害者手帳の申請をしたのは、仕事ができなくなってからでした。脊髄小脳変性症と診断されてから4.5年。主治医から手帳取得を勧められてから1年後くらい。
なんか障害者手帳の取得が自分で自分にレッテルを貼っているように感じてしまって、福祉制度をスムーズに利用できなかったんですよね。
僕が脊髄小脳変性症になったばかりの頃に、ヘルプマークが普及し始めたので、必要な人が、ちゃんと使おうと思って使い始めました。(どう見ても障害者という今もこれ見よがしにヘルプマークをつけています)
私たちは、そこそこ守られています。
社会福祉の概念がない頃や、概念はあっても制度がない頃に生きた先人たちはすげーなと思っちゃいます。
まだまだ福祉制度が整ったとは思えないですが、昔よりはある。足りないところはこれからも考えたり、議論したりして足していきたいですね。