0か100で考えない。
僕は中途の身体障害者で、手帳は3級。35歳の時、仕事ができなくなったことをきっかけに手帳を申請しました。
主治医からはもっと前から取得を勧められていましたが、自ら“障害者”と認めるのが嫌だった。
難病というのも隠していた。(隠していた時の方がしんどかったけど)
周りからのサポートも受けたくなかった。甘えているような気もしたし、1人でできない自分も受け入れられなかった。差し伸べられた手に気づかないフリをしていた。
難病、障害者である自分を受け入れなくていい。
なんだかんだで難病の確定診断からもうすぐ11年。
進行する障害。今の生活、理想とのギャップ。
中途障害者の心の変化を学ぶことが、自分を俯瞰して見ることにもなるんじゃないかと今年の4月から通信制の福祉大学生をしている。
社会学と心理学を履修。リハビリを知るために医学概論。学び続けることはどういうことなんだろうと生涯学習論も履修登録した。
心理学の講義の中で“障害の受容”の講義があった。
中途で負ってしまった身体障害をいかにして受け入れていくのかという講義。
ずっと考えていたけど僕は受け入れない自分のままでいいんじゃないかと。
確かに講義にあったことはなるほどと思うこともあったけど、人が多様なように、障害も多様だし、障害を受け入れてるように見える人がそうとは限らないと思うし、「受け入れる」、「乗り越える」に縛られる必要がない。